太郎グループの取り組み

原価提示型販売

太郎グループの商品「小松菜太郎」「水菜太郎」「ねぎ太郎」では、生産におけるコストの要因を総合的に調査分析し、それに基づき適正な販売価格を設定する「原価提示型販売」を展開しています。コスト低減と生産性向上に努め、農産物の安定した供給と収益が得られるよう努力しています。

写真(小松菜太郎・ねぎ太郎・水菜太郎)

 

原価提示型販売の必要性

現状、農産物は、価格の低迷、低位安定が続き、生産者は生産性の向上やコストの低減に迫られています。

それに対処するためわたしたち太郎グループは、まず自らのコストを適正に割り出し、そのうえで再生産可能な販売価格を自ら設定する「減価提示型販売」に取り組んでいます。

原価提示型販売を行うにあたって重要なことは、生産効率を高めたうえでの正確な生産コストを「原価」とすることです。

再生産可能な「販売価格」を決定するために、わたしたちは次のことを行っています。

  • 生産コストの算出には、「農産物の生産コスト」「集出荷と流通のコスト」「経営的、総合的なコスト」の3つに分け、費目毎のコスト表を作成、それをもとに全生産者の調査を行っています。
  • 調査結果をもとに外部委員やコンサルタントを交えた検討会を開き、各生産者のコストと収量の比較分析から変動要因や生産者間の差異の根拠を明確にし、検証した結果を「原価」として提示しています。

このように、合理的な適正原価をもとに生産者自らが販売価格設定する「原価提示型販売」は、取引先への安定した供給、生産者にとっては生産性の向上と収益の安定、両者ともにメリットを享受できる、新しい販売形態と確信しています。

コスト分析における費目と改善点

各商品の費目ごとの金額を算出して原価を決定します。調査結果から余分なコストの要因も判明し、改善に繋がっています。

生産
コスト
直接資材費 種苗費 圃場毎に相性のいい品種の試験・選定や発芽率の良い新品種の情報収集を通じ、収量アップにつとめている
肥料費 土壌分析に基づいた堆肥投入や土壌改良剤、元肥の投入により収量アップを実現
農薬費 病害虫による失敗で年間の回転数(収量)を落とさないように計画的な防除を実施
直接労務費 雇用費 面積の拡大に伴い、雇用労働を取り入れ、計画的な作付け計画と作業工程に基づいた日々の業務の実践で高い労働生産性を実現
製造間接費 動力・光熱費  
生産資材費  
減価償却費  
センター
コスト
  人件費 効率的なラインの人員配置により、低コストオペレーションの実施。また、「生産」と「包装・出荷」を分立させ、生産者は規模拡大に専念することによりトータルコストの削減
資材費 フィルムはロール単位で購入するなど、一括購入によるコストダウン
その他